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カルティエ一生ものの腕時計といわれる理由

  • beeflygood22
  • 2024年5月5日
  • 読了時間: 6分

時計は一生もの」という言葉がありますが、カルティエの時計はまさに一生を共にするパートナーのような存在として、人生の節目に購入する人も多いです。

そんなカルティエの時計ですが、一生ものといわれる具体的な根拠についてご存じの方は少ないのではないでしょうか?

カルティエが一生ものの時計といわれる理由は、主に以下の3つです。

カルティエのデザインコードは、カルティエのアイデンティティを象徴するデザインとして今も変わらず多くの人から愛され続けています。

たとえば、文字盤に描かれた分の目盛りを表す2本の線。これは、鉄道の線路(=レイルウェイ)を想起させることから「レイルウェイミニッツトラック」と呼ばれています。このデザインはカルティエウォッチの特徴的なデザインの一つで、ルイ・カルティエによって考案されたものです。

カルティエ

また、カルティエウォッチのリューズにはモデルによってサファイアカボションがあしらわれています。これはウォッチとジュエリーとのつながりを表しており、カルティエがもともとはジュエリーブランドであったことを感じさせる部分といえるでしょう。

シークレットサインもカルティエウォッチの特徴の一つです。文字盤上のローマ数字の1つに「Cartier」の文字が斜めに配されています。

このように、カルティエは時代に合わせて新しいデザインを生み出しつつも、各時代のモデルには初期から変わらないデザインコードが受け継がれているのです。

重厚な歴史を背景に高い知名度と人気を誇る

カルティエの歴史的背景はカルティエの製品に物語性と価値を与え、その高い知名度と人気を支えています。

カルティエの歴史は、1847年に創業者であるルイ・フランソワ・カルティエがパリで宝飾店を創業したところから始まります。

1847年に創業者であるルイ・フランソワ・カルティエ

ナポレオン三世の妻ウジェニー皇后が顧客になったことで有名になり、世界中の王室や貴族から高い評価を受けました。とくに、サント・ドミンゴ大公フェルディナンドやイギリス王室などが、カルティエの宝飾品や時計を愛用していたといいます。

カルティエは長い歴史の中で、新しい技術を積極的に取り入れたり、時代を先取りしたデザインを提案するなど、ジュエリー業界においてさまざまな革命を起こしてきました。

18世紀後半になると、ヨーロッパにおいてプラチナの加工技術が確立されました。そして、1903年には3代目であり創業者の孫にあたるルイ・カルティエが、世界で初めてプラチナのジュエリーを制作したのです。

20世紀にヨーロッパで流行したアールデコスタイル。このアールデコスタイルの流行の先駆けとなったのも、ルイ・カルティエだったといわれています。

他にもパンテールやソリテールなど、数々の画期的なデザインを提案し、カルティエは英国王エドワード7世によって「王の宝石商」とまで呼ばれるようになります。また、世界的に人気で知名度が高い世界5大ジュエラーに選ばれるなど、世界中のセレブや著名人の憧れとなっていったのです。

このような重厚な歴史的背景に裏打ちされた高い知名度と人気は、カルティエの時計が「一生もの」といわれる所以の一つといえるでしょう。

いつの時代も愛されるエレガントな芸術性

カルティエの時計は、洗練されたデザインと高品質な宝石、一流の技術によって製造されており、一生ものといわれるほどの価値があると考えられています。

カルティエウォッチのモデルには、宝飾品のような繊細なデザインが多く見られます。これは、カルティエの起源がジュエリーブランドであることに由来しており、時計専業ブランドにはない魅力といえるでしょう。

また、カルティエは非常に高品質なダイヤモンドのみを使用しています。一般的なダイヤモンドの評価基準である4Cにおいても高品質なものを選び、さらにカルティエ独自の評価基準も設定しているのです。

加えて、ジュエリーブランドとして培ってきた金属加工の技術は、カルティエの強みとなっています。たとえば、当時ジュエリーの台座はシルバーが使われていましたが、扱いやすい反面、年月が経つと酸化により黒く変色してしまうため、見栄えが悪くなるという欠点がありました。そこで、カルティエが他社に先駆けて1900年に採用したのがプラチナです。

銀の融点が961.8°Cであるのに対して、プラチナの融点は1,768°Cと高く、そのため成形には高い技術が必要になります。このジュエリー製作で培われた金属加工技術は、時計の製造にも使用されており、カルティエウォッチの高い品質を支えています。

一生もののカルティエの時計は実際何年使える?

カルティエの時計が一生ものとはいっても、実際のところ何年使えるのか、気になっている人は多いでしょう。

カルティエの時計は定期的にオーバーホールをおこない大切に使えば、数十年、あるいは一生使い続けることが可能です。

まず、カルティエの時計は100を超える細かな部品同士が組み合わさってできています。そのため、1つの部品の小さな異常が故障につながることもあります。

内部的な異常は見た目ではわからないため、長く使い続けるためには定期的なメンテナンス(オーバーホール)をおこなう必要があります。

カルティエの場合、オーバーホールの推奨期間は5年に1度としています。

一般的に、時計のオーバーホールは、手巻きや自動巻きといった機械式時計の場合3〜5年に1度、電池式のクォーツ時計の場合4〜5年に1度おこなうと良いとされていますから、耐久性・機能性ともに優れているカルティエの時計はオーバーホールの推奨期間が長めに設定されているといえます。

ただし、これはあくまでも特に問題なく動いている時計の場合であり、もし何かしらの異常がある場合は、この期間より短くても早めにオーバーホールを依頼するのがおすすめです。

オーバーホールをせずに長年使い続けた場合、丈夫で高性能なカルティエの時計であっても、内部にほこりが溜まったり、防水性が悪くなって水分や油分が中に入りこみ、部品が錆びたりすることがあります。そのまま放置すれば、交換する部品が多くなり費用が高額になったり、最悪の場合は修理ができなくなったりしてしまう恐れもあるでしょう。

ちなみにクオーツ式腕時計のカルティエの場合、昨今では5~6年などの長寿命の「サントス・デュモン」などのモデルも発売されています。電池の平均寿命は2~3年ほどといわれますが、時代が進むにつれて電池の寿命も伸びています。




 
 
 

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