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「BR-05 スケルトン ファントム セラミック」が搭載する「BR-CAL.322-1」は、54時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントである。

  • beeflygood22
  • 7月19日
  • 読了時間: 3分

プロフェッショナルな航空計器からインスピレーションを受けて開発されたBRシリーズは、“四角の中に丸”という揺るぎないコンセプトを掲げ、開発されている。機能への妥協がなく、都会的で洗練されたタイムピースを求める人々に向けたコレクションとして人気を獲得。その中でも全身を漆黒で纏ったファントム仕様は、ベル&ロスらしい意匠のひとつとして地位を確立している。この独特の美学の根源は、F-117のような軍用ステルス航空機や現代アートが持つモダンデザインから着想を得ており、2007年に発表されたオールブラックモデル「BR-01 ファントム」からスタートした。


このファントムデザインとアーバンスタイルのBR-05を融合したのが、ベル&ロスの最新作にあたる「BR-05 スケルトン ファントム セラミック」だ。幅41mm、厚さ11.2mmのブラックセラミック製ケースを採用し、ベゼルからリューズ、ストラップ、バックルまでブラックで統一。文字盤もマットブラックのフランジで縁取り、3つの針や特徴的なインデックスもブラックのワントーンでまとめた。文字盤中央にはブラックに着色されたサファイアクリスタルがセットされており、ここを通してロジウム仕上げのスケルトンムーブメントを鑑賞できる。技術的な熟練と美的感覚を持ち合わせているベル&ロスだからこそ実現したスケルトン加工といえる。さらに、インデックスと時分針には、ブラックのスーパールミノバを充填。明るい場所ではクールなブラックに見えて、暗闇では鮮やかなグリーンに発光する。このユニークなギミックも、本機の隠れた魅力なのだ。


そして、「BR-05 スケルトン ファントム セラミック」がブラックセラミックのケースを採用した背景には、単なる見た目だけでなく、機能面強化の意味も持つ。この先進素材は、傷や腐食に対して極めて高い耐性を誇り、スチールと比較して硬質でありながら軽量だ。さらには金属アレルギーの心配もなく、快適さを保ちやすい。その一方で加工には極めて高度な技術を要するが、ベル&ロスはこれまでに培ってきたノウハウがあり、さらにはポリッシュとサテンの異なる仕上げを巧みに使い分けて、ジュエリーのような質感の域まで到達させた。力強さを演出するサテン仕上げの面は光とのコントラストを生み出し、セラミックに独特の輝きを与えるとともに、ラグジュアリーな印象を強調。さらにポリッシュ仕上げのビスや面取りが、その魅力を一層引き立てている。


「BR-05 スケルトン ファントム セラミック」が搭載する「BR-CAL.322-1」は、54時間のパワーリザーブを誇る自動巻きムーブメントである。その精緻なメカニズムは文字盤側からだけでなく、サファイアクリスタルを備えるケースバックからも覗き込むことができる。360度回転する独自の装飾が施されたブラックのローターの奥に、ブラック仕上げのアッパーブリッジや芸術的なオープンワークの各コンポーネントが壮大に広がっているのだ。


なお本機は、全体をセラミックで統一したブレスレット仕様と、軽快な印象のブラックラバーストラップ仕様の2型をラインナップ。どちらをセレクトするか、実に悩ましい。


 
 
 

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